鋭き眼で田園風景をかけぬける『忍者列車』

三重の忍者の里・伊賀へ行って参りました。
ずっと気になっていたアイツに会いに・・・。


さすが伊賀上野駅、さっそく忍者がいます。ごくろうさまです。

こちらを気にしている忍者が。いえいえ、暗殺者とかじゃないので大丈夫ですよ!

私「実はね、ゴニョゴニョ…に探して大阪からやってきました」
ニンジャA「だったら任務を終えてそろそろお帰りのです」

ゴゴゴゴゴ・・・・

ニンジャB「お疲れ様っす!」

ニンジャA「お疲れ様っす!」

くノ一
伊賀鉄道伊賀線の通称忍者列車
なんといっても松本零士先生デザインのラッピング車ですよ!!*1

ごごごごご・・・・

ニンジャC「行ってらっしゃいませ!」
[:500]

このスペシャル感、通り過ぎ感、違和感はポニョのお母さんを思い出してしまいました。*2


Wikipediaによると現在4台走っているそうですが、忍者列車はいつ走るかわからないので、駅員さんに「次の忍者はいつ走りますか!!!」と詰め寄り気味に聞いてしまいました。
いい歳した女がニンジャニンジャとにじり寄り、にやけ顔でカメラを構える姿は相当気持ち悪かったことでしょう。
いまは反省している。

このために大阪からバスに乗ってやってきたのですから撮り鉄だけでなく、もちろん乗り鉄りますヨ!

ちょっこしお見せしますよ。
ミラー越しでも眼光鋭いですネ!

青の正面顔!おかーちゃーん!!!

これの中はどんなエキセントリックなことになっているんでしょうね。


はい、ドアにも忍者隠れてます。

石畳…城のイメージ?

ラベンダーのポプリとてるてる坊主が吊り下がる車内。

…もし私を敵方と判断したなら、このラベンダーの香りで江戸時代にタイムスリッップさせて、このてるてる坊主のようにしてやるゼ!
なんてメッセージが込められているんじゃなかろうか…なんとillな空間なんだ。
と妄想するも心地よいアロマの香であっという間にいい旅夢気分に。
7/18〜は風鈴がディスプレイされるようです。走る列車に風鈴…うるさくはないのでしょうか…。

忍者の胎内にいることも忘れるのんびりとした田園風景。
列車が走り抜けるたびに青い稲がキラキラと輝き揺れ、ゆったりとした時間を感じる電車旅でした。*3

油断しているとカーブミラーにこれが映るんですけどね…。

普通の列車もちょっとした忍者取り入れてました。クロスした腕がイイネ!ニンニンブヒブヒ
[:w:400]
伊賀上野に戻ってきても

奴等が見てる・・・!
まったく気が休まりません。
地元の人たちはどう思っているのでしょうか?
私が子供なら泣いて乗車拒否します。走ってるのを見かけただけでも恐怖で足がすくむと思います。踏切の音だけでも。


悪い子はいねーが!
この眼光に集中線ビガーッですよ。

チカンあかん!
自転車の二人乗りあかん!
まっすぐ家帰れよ!
風呂入れよ!
歯磨けよ…!

って伊賀の自警団なんでしょうね。

ふりかえると

奴等がいる…!

オレタチハ イツダッテ オマエタチヲ ミテイル・・・!

松本零士先生のサイン。ツーショットの横顔もりりしい。


グッズ販売あり

この定規セット目当てだったんですが、完売!やっぱり心配なんてしなくても小中学生に人気なんですね。
残念ですが、この歳で角度を測る機会などないのでよかったのかも。

そのかわりこのLEDライトを買いました。これで暗闇で敵方の忍者も発見できるね。


伊賀上野の観光

私の個人的な趣味で忍者列車でかなり興奮しましたが、伊賀上野周辺は上野城や忍者博物館、松尾芭蕉のふるさとで生家や記念館がメインの観光地です。
伊賀博物館では忍者屋敷、手裏剣体験、忍者実演ショーで忍者についてざっくりと知ることができます。


なぜ役者顔の忍者の足元に海獣忍者が…?

やはりこちらを見ているな

青い瞳の幼き忍者が

またマナカナほんと、どこに行ってもマナカナが訪れた痕跡が。
はっ…!もしや彼女たちは平成のくのいちなの……!

[ 
忍キティ。忍びリストバンドもありました。 この手ぬぐいは欲しかった。

上野城は暑くてあきらめました。あんだけ暑いと

いが☆グリオ

いが☆グリオとは編集

もいてないでしょうしね。
忍者屋敷については滋賀の甲賀のほうが面白いので機会があればまた紹介します。伊賀の屋敷はちょっとアレなので…。


忍者っぽいものはねーがと徘徊していると忍者コーヒーの看板発見。

こっそりと看板を撮っていると中からオーナー(80代のおばあさん)が出てきて「一杯ごちそうしますよ」と。
なんて親切なんだ。そして忍びの里の住人らしく人の気配に敏感。
忍者珈琲館・キド
シナモンスティックにはおばあさんの解説付きの忍者巻物が巻きつけてあります。忍者コーヒーのほかに芭蕉コーヒーなども。

さらに忍者っぽものを求めてさらに徘徊するとレコード店前にビクター犬ニッパーくん!

足がかわいい。足元に軍手…何の隠語なのかな。

哀愁漂う背中。チオビタ差し入れたい。


忍たま乱太郎人気でちびっこ忍者でにぎわう伊賀でしたが、忍者は生死をかけた職業、ファンシーさなんていらない。
ということでこれからも本来の忍者の意味をもって走り続けてほしいですね。


伊賀鉄道HP

伊賀鉄道運転席展望 [DVD]

伊賀鉄道運転席展望 [DVD]

伊賀流忍者博物館

*1:余談ですが、このブログで毎度のように登場する松本零士先生ですが、ヤマトもキャプテンハーロック男おいどんも読んだことありません…。

*2:また同じようにジブリアニメのことを書いていますが、あまり思い入れはありません。

*3:伊賀上野伊賀神戸(約30分)