深海の神秘 沼津深海水族館・青い!富士山の雪解け湧き水 柿田川水群(日本の秘境100選)


●世界で唯一冷凍シーラカンスが見ることができる沼津港深海水族館

駿河湾は最深2500mで日本一。太陽光の届かない漆黒の闇の世界。めずらしい深海生物展示されていました。
レプリカントではない冷凍のシーラカンスが5体。うち2体は冷凍保存(!)
階段をあがるとシーラE…ではなくシーラ爺という頭部のみCGのマスコット爺が南国ノリで何か言いいながら出迎えます。
その地球単位での長老っっぷりを展示物や模型を使った飼育員さんの説明によりとても詳しく知ることが出来ます。。
・体長:100〜200cm 立派な胸びれと背びれがあり、魚では見ることのできない大きな骨と関節がある。
・そのため、魚類から両生類へ変化する過程のままの姿・特徴を継続しているのではないか?とされている。
・絶滅したとされていたが1938年、南アフリカで発見された。
・シーカンスは背骨がなく固い背骨の代わりにホース状の管が頭から尾鰭までつながっていて、その中は油のような液体で満たされている。
シーラカンスの名前の由来はそのホース状の脊柱。(ギリシャ語)
シーラカンスは『卵胎生』体の中で卵を孵化させて稚魚が少し成長してから体外に生み出す。
・浮袋に脂がつまっている。
・現地の人は「ゴンベッサ」と呼んでいる。ゴンベッサとは「食えない魚」。
・高価買取から「幸せを呼ぶ魚」という意味にすり替わった。
シーラカンスは不味い。
・脂でギトギト
・ズルズル
・ギトギト・・・
しまいにはシーラカンスの印象の大半が脂だらけ・・・ということで頭がいっぱいに。食べたくない。


約6500万年前に恐竜を代表として大型爬虫類やアンモナイトが絶滅し、水中でも食物連鎖の基本となるプランクトン類が大打撃を受け
そのためアンモナイト類などが絶滅し、それらを捕食する大型の生物のほとんどが絶滅。
種のレベルで最大約75%の生物が絶滅したなかシーラカンスは生きていた!

3億年以上前から進化せず現代まで生きている。3億年前ですよ。3億年前って本当にあったんですか?ってレベルですよ。3億年前にいた生物ってなんだろうって検索してみたらあの頭文字Gも生きた化石
いきなり内臓に噛みつくでもなし、血を吸ったオマケに痒い毒を塗るわけでもないのに姿を見せただけで悲鳴をあげられる奴ら。何か悪いことでもしたん?姫の犯した罪と罰の一環なん?憐れんだふりをしてもやはり好きにはなれなくて。
DNAレベルですりこまれた因縁などがあるのかもしれません。
人間もコールドスリープで6500万年眠って起きた時に殺意に満ち満ちの形相で巨大生物に追いかけまわされる可能性はゼロではないのでしょうか?だからといってゴキ側に気持ちになろうとはなかなか思えないものですね。にんげんだもの

デーモン閣下が「吾輩の年齢は10万52歳!ファッファッファッ!」と高圧かけてこようが、シーラカンスに比べると悪魔といえど嘴の黄色いヒヨッコ。

「え?まだ10万歳なの?え?じゃあネアンデルタール人あたりと同期?」という声が聞こえるようです。


『透明骨格標本』 硬骨は赤色、軟骨は青色に染まるアートっぽい標本。
この展示の横にはハリモグラがハリモグラの部屋で眠りこけておりました。

土産物コーナー。かなりマニア好みに仕上げています。

ウワサの「ダイオウグソクムシ」のぬいぐるみ6090円。細部までこだわりぬいた水族館のおみやげ担当とぬいぐるみ職人の結晶。
成猫位の大きさはありますからペット禁止の賃貸暮らしの人にいいかもしれません。

シーラカンスのぬいぐるみ。目の再現具合いに情熱を感じました。

水族館の正統派人気者チンアナゴさんもいます。生き別れの親にでもあったようなドラマチックな表情をしていますね。水槽越しに見つけたのでしょうか。

ものすごくわかりづらい写真で申し訳ないですが、メヒカリという魚、目の下のちょうど大リーガーが黒く塗るところが暗闇でピカーと光るのです。それを利用してプラネタリウムと称しロマンチックに発光を楽しんでってよという指向の暗室なのですが、一人で入るとまるでご近所の井戸端会議で悪い噂(白い眼…ヒソヒソ…)に悩んでいるような気分にもなれました。

沼津港深海水族館
http://www.numazu-deepsea.com/



水族館の近くには深海魚を食べることができる店があります。ここは目の前にあるDONドコ丼。
話題の深海丼。深海魚らしいのですが、説明がないと味的には焼き魚と刺身でした。ハーフでは何がなんだかわからないです。
このイカの足が噛みきれず手と歯で引きちぎろうにもなかなか切れない。
こんなもんに海中で巻きつかれたら命はないなとやはりここでも深海おそるべしと感じるのでした。

水族館のまわりの観光市場。とくに港町情緒は感じませんが深海の面白オブジェを見て歩くのも楽しいです・。
何度撮りなおしてもブレる深海魚のから揚げタワー。
無様な姿を写真などに残させるものかという念を感じずにはおれません。

「オノレニンゲンドモ…コノ屈辱ハ来世デハラス…」


もしかしてコレのモデル?

「魚河岸 丸天」かき揚げ。通常はかき揚げ丼になっており、丼に茶筒ほどのかき揚げタワーがそびえたち、崩しながら食べるものですが
お持ち帰りができるとのことでホテルの部屋に持ち帰り少しずつ食べました。茶筒ほどの大きさがあります。
部屋中が油臭くなったことに後悔しつつも少しずつ食べましたが、見た目よりも油地獄ではなくほとんどタマネギとエビで意外とサクサク食べることができました。
空腹時にお店で食べたほうが美味しくいただけたと思います。


柿田川湧水公園

沼津からも三島からも自転車で20分、バスで15分程の場所にある柿田川湧水公園。
話がそれますが、沼津では観光用レンタサイクル「ぬま輪(ぬまりん)」で3時間無料で貸し出してくれるので小回りに便利です。沼津から自転車で行ける範囲の観光名所もたくさんあるのでおススメしますし、次回また沼津に行くことがあれば太宰ゆかりの地巡りなどもしたですね。自転車最高ー。


約8500年前富士山の大爆発で大量の溶岩を噴出して出来た三島溶岩流の間を通って、富士山の雨や雪解け水、が約40�離れた清水町の国道1号線の直下に湧き水となってあらわれる。水量は1日量約100万トン、東洋一といわれる。


第2展望台。青い水が幻想的。魚も泳いでいます。紡績工場の井戸として使われていたよいうです。


立ちこめる朝霧が幻想的で西洋の湖上のお城が見えるような景色でした。

写真の左下のわき間からこんこんと湧き出る水、その勢いで泥もブワッと巻き上がるんですよ。動物の子どものような生命力のが生き物のような水を一日中見ていたい。一日といわずここにテントを張って暮らしたい。生き物のように泥を巻き上げてまで湧き出る水を見て生命力チャージしたいと思わせる不思議な場所でした。


ここ、国道沿いですよ。屋久島じゃないですよ。


なにげにキノコの屋根!

歩くたびにカニがサササ…と横切る。階段を上るときは全段にカニがおり、横あるきで素早く視界フレームアウトする者、前転で転げながらも巣に戻る者、あまりにも素早く身を隠すので、実はカニに尾行されカニ警察無線で見張られ昇りきるころにはカニ警察に包囲されているのではないだろうか…という気持ちに。

どうしても清流が飲みたいんや!っていう人には公園内には貴船神社(京都の貴船神社)がありますのでそこでまろやかな湧き水を飲むと良いでしょう。
パワースポットに縁結びはつきもので、貴船神社内縁結びのなんちゃらもありました。



柿田川公園から三島広小路駅方向へ自転車で向かいます。
三島といえば三島コロッケが有名なようですが、B級ばかり食べてられないよ!ってことで食いしん坊アンテナびんびんで1000円以下でが食べられるフレンチ店へ立ち漕ぎ乗りつけ。

お探しの店舗のページはありませんでした

こんな塊のフォワグラを食べるのはおそらく初めてなんですが、フォワグラおいしい!!!!
ビックリした。ステーキとフォワグラのコンビネーションったら…!いま目を瞑ってもあのとろけるハーモニーは忘れられない…。
この日はその後一日中ステーキ丼フォワグラ添えの反芻をして夢見心地で過ごしていました。ホワワ…。
三島野菜たっぷりのサラダバー(これも美味しい)とコーヒーがついて950円とかマジか!って思いましたよ。アタシ、三島に住みたい!
量が少なく見えますが、朝のバイキングを食べすぎたのでごはんの量を減らしてもらっています…。
駅の近くにはうなぎの行列もできていました。三島はうなぎも有名なんですね。


大満足で鼻歌まじりに帰っていくと美しい源兵衛川という清流がありました。
清流というだけでなく景観デザインもすてきなんですよ。水際を飛び石などで散歩できるようになっており、その横を悠々とカモが泳ぎ過ぎていったり、ここもまたベンチで本を読んだりしてゆったりとした時間を過ごしたい場所でもありました。

(川の主らしきカモたち。葉っぱをグイグイひっぱったり、グエグエと大声をあげながらばしゃり音をたてて泳ぐさまはフーリガンのよう…。)


ガイドブックには載っていないであろう裏道を走るもの楽しい。
町中に東海道新旧街道案内図があったりで、この地図をあてにしてサイクリングするのも楽しいことでしょう。

フレンチの店の裏にある圓明寺の孝行犬。
全国犬伝説はまは別の機会にめぐりたい。
http://walking.d.dooo.jp/walkingdog/Legend.html(とりあえず「湯沢 犬っこまつり」にはきっといつか行きたいよ)


●全駅から富士山が見える岳南電車

JR沼津駅から吉原駅へ移動し、今回の旅のメインとしていた岳南電車に乗り換え。
工場街を走り抜け、車窓から富士山も見える夢のような電車ですよ。
まさか富士山が見えない…とは!!
富士山が見えない日があることはうっすら知っていましたが、雨の日だけ見えないものだと思っていました…。
富士山って快晴の日しか見えないんですね、日本人は全員知ってるものなの?
7月はほとんど見えないっていう驚愕の観測データを知っていましたか?!

見える日は全駅から見えるそうなんですが、見れる気がしない。(弱気)


きっぷは昭和の香り厚紙きっぷ。


見えんけど、(この先に富士山)おる。

岳南原田駅」で下車し、吉原商店街を歩くと富士市ご当地グルメ「つけナポリタン」の店が数店舗あります。
つけナポリタン大使というつけナポリタンWEBサイトがありますので食べ歩きするのに便利ですね。
http://www.tuke-napo.net/


お昼には売り切れることもあるという人気店の「喫茶アドニス」。
トマトソースに魚介エキスと鶏肉。とろけるチーズたっぷり。もちもちの太麺をソースにからめて食べる。桜えびが食感と味のアクセントになっていておいしい。
太麺をゆでるのに時間がかかるみたいなので素麺でもいいんじゃないかなぁ?という感想です。(正直まだフォワグラのこと考えていた)

沼津・三島へは東京から高速バスで約2時間、往復3600円で行けますので遠足感覚で自然に触れてみてはいかがでしょうか?

富士シティバス
http://www.fujikyu.co.jp/citybus/highwaybus/tokyo.html