こどもらしいこども時代

こどものころ、釣堀りにいくのが大好きだった。
クラスメイトの女の子に釣りが趣味の子なんているばずもなく一人で自転車ぶっとばして、毎日釣堀りに通ってはフナを釣った。
(自転車はカギもかけずに横倒し)


小学3年生の女の子がひとりで釣堀りに通うことを釣堀りのおばちゃんはどう見ていたのかなー?
わたしが覚えてるかぎりでは、まず女の子が見当たらなかった。


ざるに盛られたうどんを指でちぎっては針にさして、釣れたフナもちゃんとひとりでバケツに入れて…。
(娯楽釣堀りっていうのかな?そんなジャンルがあるのか知らないけど。
そんなところの魚なので口のまわりは穴だらけだったんだ!と思う)


釣りを存分に楽しんだあとはもらったポイントで世界の切手や古い硬貨などに交換してもらえる別館へ早足でむかう。
本気のコレクターショップだ。


お年玉を貯めて買った切手コレクター用の本(?)
そこに大事に大事に切手をはさんだ。
いろんなめずらしい切手があるのに、おじいちゃんの手紙から剥がした消印入りの秋田犬の切手が特に気に入っていた。


そこでは唯一チキンラーメンのみが売られていて、腹ごしらえをする高校生や大学生のお兄さんたちにあこがれてたなー。(小3だから買い食いはNG!)



もっと小さいころは木登りが好きで、どんぐりとったり、渋柿とったりで毎日が夏休みみたいだった。
今おもうと、とってもいい少女時代をおくれた。