お題「車」

わたしは普段ぼんやりしてるのだけれど車の運転はできる。できるというのはもちろん「うまい」の意味ではない。
車に乗りだして5年目くらいだけど無事故・無違反なので、まあ普通のドライバーだと思いたい。
だけれども…ここ一週間で、もう一人のわたしが「気を引き締めよ」というオカルト話*1


某日 バイパスをウィーンと走って長めの信号待ちしていると、前の車のおじさまが突然バタンと降りた。
ナニゴト?なんてのんきに眺めてていたら、わたしの車へ小走りで近づいてくる。
ここは大阪、十三。 ちょっとまって!これは「ワレー ドタマ カチワル」的な展開になっちゃうの?こ、こわい!!なんて身構えた。
コツコツコツッ 窓をたたくおじさま。
ウィーン 窓を開けて息をのむわたし。

「車、無灯火やで!」「捕まるで」

とだけ言い残して小走りに自分の車へ戻っていった。
に、人情のまち・おおさか。すっきゃねん大阪……明るいから気づかないことがたまにあるねん、大阪……。*2


某日 初めての美容院にいった。
電話で問い合わせたところ、駐車場はあるという。
ヘアサロンから少し離れたたところに「(美容院の名前)駐車場」という看板がかかっている。
間違ってないよね…細い道へおそるおそる進入。
駐車位置じゃやないところへ車が一台とまってて、本来のスペースにとめることができない。
「んもぉー何!ジャマー」とか思いつつも予約した時間になったので、その車の横にとりあえずとめてドアを開けたときに

ブーッ!!!!」と野太くならされた。

「え?なに怖い」「ごめんなさい」と即座にシートに座りなおしてキョロキョロしたけど、後続車もいないし、隣の車にも誰も乗ってない。

「?」と思いながらも出ようとすると、また軽く「ブッ」…自分の肩にかけた硬いショルダーバッグが当たってた。ごめんなさい近隣の人!


某日 これは常日頃から思ってることなんだけど、交差点で右折などするときに譲ってもらってありがとうという意味やちょっと先に曲がりまっせの合図に右手をあげるけど、あのポーズをするたびに心の三村が「社長かよ!」ってつっこんでくる。「おはよう、諸君」気取りかよ、って。
でも右手をあげる以外わからない。大きくおじぎをしたところでハンドルもあるし、見えるかしら…って不安もある。
なのでいつも「よーお」のポーズで右手をあげながらも心の尻尾は大きく丸まっている。
いい案があったら教えてください。

*1:うそうそ

*2:自動車の無灯火はもちろん違反。自転車の無灯火も違反です。法律上5万円以下の罰金だとか。