その日が来たならば…

pooti2010-06-08

うちには二匹猫がいる。一匹は標準体重で3,5キロ、もう一匹が8キロ。
エサは同じものを同じ量、おやつは与えていない。なのに一方だけ巨大化が止まらない。

なぜだろうか?

猫は箱に入るのが好きで、好きでというよりか習性で、子猫の頃はちんまりとエコルセの菓子箱に収まるほどの小さかった。
ぴったりぴたぴたと箱の形に収まる姿はバーバ一族。バーバトリック。

窮屈だろうと徐々に大きな箱にしていったのがいけななかったのか?
箱を与えるからその大きさになるのか?いまはモスボックス(衣装ケース)の上でのびのびにのびてジャストサイズ。

モスボックスサイズになる前に一度、ベッドの大きさになろうとしたけれど、やはりいきなり2メートル近くのびるのは大変なのだろう。

きっと彼はこれからベッドのサイズにもなるし、2DKの大きさにもなる。
2DKになったころには私は押し潰されるだろう。

いつか、巨大猫が街に現れても、ヘリコプターで頭上を旋回したり、戦車を出動させないでほしい。巨大化しても彼は臆病猫のままだ。大きな音が怖くて極太の尻尾で東京タワーをもなぎ倒すであろう。

私は思う。箱を用意すればいいのではないだろうか?彼が収まる箱を。そして、徐々に小さい箱にすり替えていく。あわてて小さな箱に押し込んだら計画は水の泡だ。
いつしか標準猫にもどり、平和が戻るのではないだろうか。